男性のゲジ眉はどのように整える? 原因や整え方を解説

眉毛のお手入れは、髪の毛やひげのお手入れと並んで男性に欠かせないケアの一つです。しかしお手入れの方法が分からず、いわゆる「ゲジ眉」になってしまっている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ゲジ眉を整えるメリットや整え方について徹底解説します。ゲジ眉を整えると、ビジネスでもプライベートでも好印象を与えられる可能性が高いです。ゲジ眉を解消するセルフケアもご紹介するので、参考にしてゲジ眉を改善し、清潔感のある眉毛を手に入れましょう。
ゲジ眉とは?
一般的にゲジ眉とは、伸びっぱなしで太く濃い眉毛です。
ムカデのような形をした「蚰蜒(ゲジ)」と呼ばれる昆虫に似た形をしているため、ゲジ眉やゲジゲジ眉と呼ばれています。お手入れしていないことが一目で分かる眉毛なので、清潔感がなく、やぼったい印象になりやすいです。
明確な定義はありませんが、これからご紹介する3つの要素によって、ゲジ眉になってしまう可能性が高いと考えられています。
毛が多くて濃い
眉毛が多くて濃いことは、ゲジ眉になる原因の一つです。
髪の毛の毛量や太さに個人差があるのと同じように、眉毛にも毛量や太さに個人差があります。生まれつき眉毛の毛量が多く、太く濃い毛が生えている方は、ゲジ眉になりやすいです。特に眉毛の毛質が硬い方はツンツン立ってしまって、立体的になるため、ゲジ眉が目立ってしまうかもしれません。
また肌が色白の方は、そうでない方と比べてゲジ眉が際立ちやすい傾向にあります。
毛の長さが不ぞろい
毛の長さが不ぞろいなことが原因でゲジ眉になってしまう方もいます。
眉毛一本一本の長さがバラバラで、短い毛と長い毛が混ざっていると、眉毛の表面に凹凸ができて不自然になってしまいます。従って、毛の長さのばらつきが大きければ大きいほど、ゲジ眉の印象が強くなってしまうでしょう。
ゲジ眉が目立つ方は眉毛のお手入れをしていない方が多いですが、眉毛のお手入れに失敗して、一部の毛を切り過ぎてしまった場合も、不ぞろいな毛の長さが原因でゲジ眉になることがあります。
眉毛の輪郭のバランスが悪い
眉毛の輪郭のバランスが悪いことも、ゲジ眉の原因の一つです。
お手入れの際に失敗して、眉毛の輪郭に不自然ながたつきができた場合は、ゲジ眉になる可能性があります。
また毛が長過ぎて眉毛の輪郭からはみ出てしまっているケースでも、ゲジ眉の印象を強めます。毛が長く毛流れがバラバラになっていたり、毛量が多く眉毛の形が太過ぎて全体がふっくらしてしまったりすると、輪郭がぼやけてゲジ眉がより強調されやすくなるでしょう。
ゲジ眉を整えるメリット
ゲジ眉を整えると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。3つのメリットをご紹介します。
顔立ちがはっきりする
ゲジ眉を整えるメリットの一つは、顔立ちがはっきりすることです。
眉毛の輪郭が整うと、フェイスラインが強調されやすくなり、顔全体が引き締まって見えるようになります。また目力が強くなるので、自信に満ち溢れたような印象にもなり、頼りがいも感じられるようになるでしょう。
柔らかい印象になる
柔らかい印象になることも、ゲジ眉を整えるメリットの一つです。
どのような眉毛の形に整えるかにもよりますが、輪郭を整えることで、鋭い印象が中和されやすくなるので、優しく親しみのある印象になりやすいです。ナチュラルな形の眉にすると、よりいっそう穏やかな印象になるでしょう。
また洗練された雰囲気もプラスされるため、スマートな印象も与えられます。
清潔感が出る
ゲジ眉を整える大きなメリットの一つは、清潔感が出ることです。
ゲジ眉は眉毛が伸び放題でボサボサしているので、身だしなみに気を使っていないように見られてしまいます。お手入れをしている場合でも、毛の長さのばらつきや輪郭のがたつきのせいで、だらしない印象を与えてしまうでしょう。
清潔感がアップすれば、ビジネスでもプライベートでもより良い第一印象を与えられるはずです。
ゲジ眉を整える際のポイント
セルフでゲジ眉を整える際は、輪郭をしっかり取って、きれいに整えることがポイントです。眉毛のケア方法は男性でも女性でも大きく変わりませんが、男性の場合は特に眉毛全体の濃さや太さを意識して整えるようにしましょう。
輪郭や骨格によって似合う眉毛は異なりますが、自然なアーチをイメージしてアウトラインを決めると、優しい印象になりやすいです。眉山にはあまり角度を付けないように意識してみてください。
また眉毛を切るときやそるときは、毛流れを整えながら、少しずつ整えましょう。一気にカットしてしまうと長さがバラバラになって、仕上がりにがたつきが出てしまいます。左右の眉毛の高さや幅、太さなどが同じになるように、その都度確認しながら手を加えることがポイントです。
眉毛の輪郭周辺のムダ毛は毛抜きで抜いても構いませんが、まぶた近くのムダ毛は抜かずにハサミかシェーバーで処理しましょう。
ゲジ眉の整え方を紹介
ここからは、セルフでゲジ眉を整える方法をご紹介します。
セルフで眉毛のお手入れをする際に必要な物は以下の通りです。
•眉毛用ハサミ
•眉毛用コーム
•眉毛用シェーバー
•毛抜き
•アイブロウペンシル
眉毛は細かく調整する必要があるので、必ず眉毛用のハサミ・コーム・シェーバーを用意しましょう。アイブロウはペンシル以外にもパウダーやリキッドなどがありますが、初めてのお手入れは鉛筆感覚で使えるアイブロウペンシルがおすすめです。
では順を追って、ゲジ眉の整え方をご紹介します。
1.眉毛のアウトラインを描く
まずアイブロウペンシルを使って、眉毛のアウトラインを描きましょう。このアウトラインが眉毛の完成形になるので、丁寧にアウトラインを描いてください。
眉毛は「眉山から眉尻」と「眉頭から眉山」の比率が1:2になるのが黄金比です。また以下のポイントを意識すると、ご自身の顔に合った眉毛がデザインできます。
•眉頭の位置:小鼻と目頭の延長線上
•眉山の位置:黒目の外側から目尻の間
•眉尻の位置:小鼻の外側と目尻の延長線上
この3点の位置を決めた後、点と点を結んで輪郭を作ると、バランスの良い眉毛に仕上がりやすいです。
2.眉毛を適切な長さにカットする
アウトラインが描けたら、眉毛を適切な長さにカットしていきます。
このときに重要なのが、まずコームを使って眉毛をとかし、毛流れを整えることです。毛流れを整えると、どの部分が無駄な毛なのかが見分けやすくなります。
眉毛をカットする際は、下から上、上から下などにコームを通し、アウトラインからはみ出した箇所を少しずつカットしましょう。一気に切るとがたついてしまい、結局ゲジ眉になってしまう場合があるので、少しずつ切ることが重要です。
3.眉毛のアウトライン外をそる
アウトラインからはみ出す毛をカットできたら、アウトラインの外側のムダ毛をそっていきます。
シェーバーを使って、丁寧にそっていきましょう。アウトラインのギリギリのところに生えているムダ毛をシェーバーでそると、アウトラインの内側をそってしまう恐れがあります。ギリギリのところは、毛抜きで抜くのがおすすめです。眉間にムダ毛がある場合は、併せてそっておくと清潔感がさらにアップします。
4.眉毛を均一な濃さに整える
最後に眉毛を均一な濃さに整えましょう。
全体で見たときに濃い部分は、再度コームを通して少しずつカットすることで、濃さが調節できます。少し調整したら、一度鏡から少し離れて全体のバランスを見てください。繰り返し調整して、全体の濃さが均一になったら完成です。
メイクでゲジ眉を整える方法もある
眉毛が薄い部分がある場合は、メイクでゲジ眉を整えることもできます。
眉毛用コームで毛流れを整えても眉毛が薄い部分は、アイブロウペンシルを使って、毛を1本ずつ描き足すイメージで埋めてください。描いた後に眉毛用コームの反対側に付いているブラシでぼかすと、より自然な印象になります。この際もその都度確認しながら、少しずつ微調整しましょう。ふんわりと仕上げたい場合は、アイブロウパウダーを使ってみるのもおすすめです。
眉毛を整えた際に誤ってアウトラインの内側の毛をそってしまった場合も、アイブロウを使って眉毛を描き足せば、なめらかな輪郭に仕上げられます。
眉毛サロンでメンテナンスを受ける頻度
ここまでセルフで眉毛を整える方法をご紹介しましたが、眉毛のお手入れは思っている以上に難しいです。特に初めてお手入れする方は、慎重に行っても思うような仕上がりにならないかもしれません。
そこでおすすめなのが眉毛サロンでメンテナンスをする方法です。眉毛サロンならプロがお手入れしてくれるので、手軽にゲジ眉を解消し、ご自身に合う眉毛を作れます。
眉毛サロンでメンテナンスを受けた後の状態をどの程度維持できるかは個人差がありますが、一般的には2〜4週間程度は持続します。4週間程度に一度の頻度でメンテナンスを受ければ、きれいな眉毛が維持できるでしょう。
ゲジ眉を解消するセルフケアを紹介
ご紹介した通り、ゲジ眉の原因の一つは不ぞろいな毛の長さです。お手入れを楽にするには、毛の長さを均一にしてから整える必要があります。
眉毛の成長を促すセルフケアをご紹介するので、ゲジ眉が気になる方はぜひ取り入れてみてください。
マッサージ
眉毛周辺のマッサージを行えば、不ぞろいな毛の長さが均一になる可能性があります。
マッサージをすると血行が改善されて、酸素や栄養が行き渡りやすくなるので、毛の成長を促せます。マッサージをする際は、指先で眉毛の根元を優しく揉みほぐしましょう。毛の短さが気になる箇所があれば、重点的にマッサージするのがおすすめです。
バランスの取れた食事
不ぞろいな毛の長さを均一にするには、バランスの取れた食事を取ることも大切です。
眉毛の成長にも栄養が欠かせません。バランスを意識しつつ、毛の原料になる「タンパク質」、毛の生まれ変わりを促進する「亜鉛」、血行を促進する「ビタミンE」、毛の成長に必要不可欠な「ビタミンB群」を積極的に摂りましょう。
栄養は食事で摂るのが基本ですが、難しい場合はサプリメントを活用して補うのも一つの方法です。
まとめ
いくらファッションや髪型に気を使っていても、ゲジ眉のままだと清潔感が損なわれてしまいます。より好印象を与えられる見た目を目指したいなら、ご紹介した方法を参考にして、ゲジ眉を整えてみましょう。
「自分で眉毛を整えるのが不安」という方は、眉毛サロンに行くのも一つの方法です。メンズ眉毛サロン「プラスエイト」は、プロのアイブロウティストが、一人ひとりのお顔に合う眉毛スタイリングを行っています。ワックスで無駄な毛を処理するため、施術後の状態が持続しやすいです。眉毛のお手入れにお困りの方は、お気軽にプラスエイトまでご相談ください。